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安住の地

by 葉

わたしは進学した。彼らは就職した。人生の岐路はいつもどこかにひっそりと佇んでいるが、今回ばかりは大きな分かれ道だったな。



もともと誰かとつるむことが苦手な一匹狼タイプだけれど、気づけばいつも一緒にいた彼ら。

他にも進学をした仲間はいるけれど、なんとなくぽっかり穴が開いてしまって、ああ、一つ椅子を挟んでAが、斜め前にはBくんが座ってたんだよなぁ。。

タバコを吸えないわたしはただただぼーっとしたり構ってほしくて喫煙所に行っていた。

登下校中のお喋りは愉しかった。



そんなことをぼんやり考えながら、新しい年度の始まりを迎え過ごした一週間。

あの居場所は、わたしの安住の地だったと、再認識した日々だった。



話のテンポ、リズム、話題、なんとも心地良い居場所だった。それは完全に無くなったわけではないけれど、わたしの人生の中でこんなにも人付き合いが楽だなと感じたのは初めてだったかもしれない。。



またこれから、小さなドアをコンコンと叩いて、わたしの安住の地を見つけよう。

たぶん、一生その繰り返しで、安住の地がたくさんあれば、わたしは随分と気楽に生きていける気がするよ。


待っててね、誰かさん。



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