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移ろいゆく

by 葉

唐突に、こんな言葉が思い浮かんだ。

わたしは暗い暗いトンネルの中を歩いているようだったけれど、そこにはゆらゆら揺れる灯りがちゃんとあって、わたしの行く先を明るく照らしてくれていた。わたしは、不安定ながらも安定を保ちつつ、ちゃんと時を刻んできたようだ。なんとも自覚しがたいような気もするけれど。



― ブログを閉鎖することにした。

それは、過去の私との決別でもあるのかもしれない。



悪い事じゃないとは思うが、良いことかどうかは正直わからない。だけどわたしは、こうやって前に進むことを決めた。今の環境から抜け出して、新しい土地での生活を選ぼうとしている。お引越しと似ているけれど、そんなに簡単なことではなくて、社会に復帰するという大きな一歩を踏み出そうと少しずつ少しずつ、自分なりに助走をつけているところ。



そのために、というのはおかしいかもしれないが、何かを得たいのであれば、何か一つ、手放した方が身軽に動けるような、そんな感じがする。必要じゃなくなったのかもしれないなあ。わたしはその分だけ、成長したんだと思うことにした。



”継続は力なり”そういわれるけれど、全部が全部そうじゃないと思う。選択肢が目の前に広がった今、なにかを断ち切ることも大事なような気がした。迷っていた心が、ふと、軽くなった瞬間。モヤモヤとした闇の中から、何を選ぶか、心が決めてくれたことに従うことにしよう。







20代も終わに近づいてきた。

わたしには、否、誰にでも少しくらい当てはまると思うけれど、大人とか普通とかよくわからないまんまだ。それでも毎日の積み重ねが一年となり、一つずつ歳を重ねていく。わたしの20代という時間は、なんだかとてつもなく長かったようにも思う。それと同時にあっという間だったようにも思う。色んな経験をしたなと、それはわたしの強みとなって、これから自分の糧となり誰かの役に立つときが来ればなお良いと思う。



だからこそ、わたしはゆらゆらふわふわと移ろい続けたい。心のままに。
むしろ心の声に耳を傾けることの方が大切なんだと学んだ数年間だった。

「思い切りの良さを忘れずに」昔、そんな言葉をかけてくれた人へ、ありがとう。


わたしは、生きている。

そして、生きていく。





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