消えぬように、触れていたい
by 葉

ずっと強がりだったのか、パチっと聞こえもしない小さな音で弾けて消えちゃいそうだ。
自分を鼓舞し続けると、いつか息が途切れてしまう。今朝は早く起きれなかった。ちょっと疲れてしまったような、なんだか少し、気怠い感じ。
冬至を経て、ずいぶん夕暮れの時間が夜に後ずさりした。気分転換。どうしても、どうしてもどうしても今日は色々と無理みたい。
・・そういえば。
大学生のお昼休みのこと。屋上から空に放たれた沢山のシャボン玉が、時折、見えた。
あれは、誰が飛ばしていたんだろう。そもそも、大学の校舎?の屋上なんて、どうやって入れるのだろう。。今更ながら不思議だけれど、シャボン玉が飛んでいる日のキャンパスは、わたしの心までも踊るようだったなぁ。
シャボン玉、好きだったなあ。子どもの頃。
ちょっと儚いシャボン玉の歌は、誰かを弔うようで、子供心にもちょっぴり刹那だった。
今のこのさみしい気持ちを、どこかに飛ばしてくれればいいのに。
だけど、さみしいから、誰かの温かい心が、人を動かしてくれるんだろうね。
今はさみしいけれど、大事にしてみよう。
―ぷかぷか浮かぶ、いろんな気持ち
葉